Konica Auto Sの分解整備で実際に失敗した体験を記録します。ASAリング調整時に起きたズレの原因と、クラシックカメラ整備で学んだ重要な教訓について解説します。同じレンジファインダーカメラを整備する方の参考になれば幸いです。

仕入れ時の状態

古いカメラ(1960年代)
  • 仕入価格:2,200円
  • 仕入れ場所:桑名市リサイクルショップ
  • シャッター:全速作動OK
  • 速度変化:確認済み
  • レンズ:軽微なチリあり、曇りなし
  • ASAリング:表示ズレあり
壊れている部分

なぜ分解しようと思ったか

ASAリングの表示ズレを修正したいと考え、トップカバーを開ける決断をしました。動作自体に問題はなかったため、本来であれば「触らない」という選択肢も正解でした。

整備失敗の内容

トップカバーを外した際、露出計連動カムの基準位置を十分に記録せず作業を進めてしまいました。その結果、再組み立て後に露出指針の動きが微妙に変化。完全な破損ではありませんが、「触らなくて良かった部分を触った」典型例となりました。

失敗の原因

  • 分解前の基準写真不足=それにより内部ネジの組付け忘れや違う箇所への誤組付けを防止出来ます
  • マーキング不足=組付け位置一つでフォーカスずれ、フィルム巻き取りずれ等の防止になります。
  • 「直せるだろう」という慢心=これは自分の力量と相談し計画的に実施していく事が大切です。

学んだこと

古いレンジファインダー機は「分解できる」と「修復できる」は別物です。特に60年代機は、精度よりも構造理解が重要。整備は順番を飛び越えないことが最重要だと再認識しました。

その後の対応

  • 分解前に必ず写真撮影
  • ネジ位置を個別管理
  • 触らない判断を優先

まとめ|カメラ整備で一番大事なこと

カメラ整備は「直す技術」よりも「壊さない判断」が重要です。特にKonica Auto Sのようなクラシックカメラでは、無理な分解は価値を下げる可能性があります。

特に乾電池を使用しているカメラは電気回路が腐食により通電不良を起こして再起不能のな場合もあります。それら全てに対し完全修理は出来ないからREVLOは考え自分の出来る事を少しづつ確実に出来る事を増やして行きます!!

古いカメラは「直せる」よりも「触らない判断」が価値を守ります。

REVLOでは現物確認を最優先に、無理な整備は行いません。整備記録は今後も公開していきます。